はじめに
「忘れてしまった…」という経験、誰にでもありますよね。
予定も、アイデアも、本の内容も、頭の中だけに頼ると驚くほどすぐに抜けていってしまいます。
でも実は、それって人間にとって当たり前のこと。
だからこそ「備忘録(メモ)」を残すことには、とても大きな意味があるんです。
そしてもうひとつ大事なのは、備忘録はただの記録ではなく、前に進むための加速力になるということ。
記憶できないのはあたり前
脳は「忘れる機能」を持っています。
全部を覚えていたらパンクしてしまうからです。
だから「忘れること」は欠点ではなく、自然な仕組み。
備忘録は、その「忘れる仕組み」を補う道具であり、脳を軽くして本当に必要なことに集中させる仕組みでもあります。
偉人も記録を残していた
歴史を振り返ると、どんなに頭のいい人でもノートや手紙に記録を残していました。
- レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチノート
- エジソンの膨大な研究ノート
- 夏目漱石の日記
彼らも人間。全部を記憶するのではなく、書くことで思考を整理し、次の発想へつなげていたのです。
備忘録は「未来の自分への手紙」
メモは単なる記録ではなく、未来の自分を助ける加速装置。
- 過去に考えたことを振り返る
- 「なぜこれをやろうと思ったのか」を再確認する
- 一度の思考を何度も使い回せる
つまり備忘録があることで、ゼロから考え直す時間を省き、スピード感を持って前に進めるんです。
あらすじとして残す大切さ
詳細をすべて残す必要はありません。
むしろ 全体像を思い出せる「あらすじ」 の方が効果的です。
少しのキーワードで、当時の感情や考えが一気によみがえり、次のアクションにつながります。
本や映画のあらすじが溢れている理由
世の中には本や映画の「あらすじ」が無数に存在します。
これは、人間の脳が忘れやすい前提で作られているから。
要点をまとめ直すことで、記憶が呼び起こされ、理解が加速する。
備忘録も同じ。
「あらすじ」を自分の言葉で書き残すことは、未来の自分を助ける最高のブースターなんです。
前に進むための加速力になる
備忘録の本当の価値は、単なる「忘れないため」ではなく、行動を加速させるためにあります。
- 記録があるからこそ、次のステップにすぐ移れる
- 思考を再利用できるから、時間の節約になる
- 過去の自分とつながれるから、迷ったときの道しるべになる
備忘録とは、過去と未来をつなぎ、前進を速めるエンジンなのです。
まとめ
- 人間は忘れる生き物だから備忘録が必要
- 偉人もメモを残していた
- あらすじを残すことで全体像を思い出せる
- 備忘録は「未来の自分への手紙」であり「前に進むための加速力」
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
また次の記事でお会いしましょう。
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