導入
SNSを開けば、誰かの旅行、結婚、昇進、オシャレなランチ。
「自分は…?」と比べて落ち込む。
気づけば、他人の人生と自分の人生を並べてしまっている。
でも、なぜ人はこんなにも比べたがるんでしょうか?
ちょっとゆるっと考察してみました。
本題のゆる考察
① 本能としての「社会的比較」
心理学者レオン・フェスティンガーが提唱した「社会的比較理論」によると、人間は「自分を評価する基準」を他人に求める傾向があります。
昔は生き残るために「自分は群れの中でどれくらいの力があるか?」を知る必要がありました。
つまり「比べる癖」は、生存戦略の名残とも言えます。
② 幸福の「相対性」
よくある例:
- 月収30万円でも、周囲が20万なら「勝ってる!」と満足
- 月収50万円でも、周囲が100万なら「自分はまだまだ」と不満
幸福度は「絶対値」ではなく「相対値」で決まる部分が大きい。
だからこそ、人は他人と比べてしまう。
③ 現代社会の「見える化」のせい
SNSの時代は「他人のいいところ」だけが切り取られて流れてきます。
・楽しい旅行写真
・豪華なディナー
・成功報告
一方で「失敗」「孤独」「不安」はあまり表に出ません。
だから比較すると、いつも「自分が負けている」ように錯覚するんです。
④ 承認欲求とアイデンティティ
人間には「自分は価値ある存在だ」と実感したい欲求(承認欲求)があります。
でもそれを「他人との比較」でしか満たせないと、いつまでも安心できません。
本来は「自分は昨日より少し成長した」で満たすのが健全なのに、現代は「他人より上か下か」で判断してしまうんですよね。
ちょっとした気づき
比べること自体は悪ではありません。
- 他人の努力から刺激を受ける
- 自分の成長の目安にする
こうした「健全な比較」は役立ちます。
でも「比べて落ち込む」「嫉妬して終わる」ならマイナス。
そこで大事なのは、比較対象を「他人」から「過去の自分」に変えること。
行動ヒント3つ
- 昨日の自分と比べる
「昨日より早起きできた」「先月より貯金が増えた」と、自己成長を基準にする。 - SNSの見方を変える
「これはその人のハイライト」ぐらいに軽く流す。全部が真実じゃない。 - 自分の軸を持つ
「他人よりすごい」じゃなく「自分にとって意味があるか」で判断する。
まとめの一言
人が比べてしまうのは「本能+社会の仕組み」のせい。
でも比べ方を変えれば、それは劣等感の種じゃなく「成長のエネルギー」になります。
…まあ、ゆるっと考察してみただけですけどね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
また次の記事でお会いしましょう。
コメント